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ハチノコギセル Mundiphaedusa kawasakii [飼育]

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数年前に静岡県西部の石灰岩地で採集した個体。
ほとんどの採集個体は老成しているのでプリカを見るのは困難です。
別に見なくてもいいのだけれども。
ちょっと見たい。

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我が家で生まれた亜成貝たちです。
このくらいの若齢個体なら殻が薄くて見えそう。

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殻が透けてますね。

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主壁と上腔壁が見えました。

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主壁は非常に長くて殻口近くまであります。


飼育ケージのセッティング [飼育]

オキナワヤマタカマイマイの幼貝の飼育ケージをセッティングしました。

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両生爬虫類用のケージを使ってます。
通気性が高いので樹上性種に最適だと思います。
以前に外国産カエルを飼育してたのが何個もあるので流用しています。

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横から見ると後ろを高く手前が低くなるようにしています。
これはカエルを飼育していた時の方法です。
奥のメンテナンスがしやすいほか、床材の湿度に変化をつけられます。
ケージ内に浅く水を浸すことにより手前は常に湿っています。

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床材を敷き終わりました。

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今回の床材は両生爬虫類用のです。
このほか熱帯魚用のソイルも使ってます。

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とりあえずポトスを入れました。
丈夫で育てやすく安価で増えると利点だらけの観葉植物。

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オキナワヤマタカマイマイの幼貝

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ケージをさらに室内温室に入れて保温。
これもカエルの飼育の名残です。




イトヒキツムガタノミギセル Pulchraptyx longiplicata [飼育]

飼育中のイトヒキツムガタノミギセルの1個体がお亡くなりになっていたので標本にしました。

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イトヒキツムガタノミギセル Pulchraptyx longiplicata
光沢があって美しい貝です。

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これは別の個体。

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慶良間諸島には行ったことがなく頂きものです。

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いつの間にか幼貝が。


オオコウラナメクジNipponarion carinatusの餌 [飼育]

先月に冠峠で採集したオオコウラナメクジを飼育中です。

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サイズは小さくこの状態で15mmほど。

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足のキールがかっこいい。
この鋭角な形態が他のコウラナメクジ類と一線を画してますね。

今までにも何度か飼育を試みたのですが、すぐに弱って死んでしまう難しい種です。
餌もキノコ類を与えていたのですがホントに食べてるのか分からなかったです。
この際だから何を食べるのか観察してみようと思います。

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以前からベッコウマイマイ類に熱帯魚の餌(フレークのやつ)を与えることが知られてます。
なので試しにオオコウラナメクジにも与えてみました。

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先ほどまでケースの中央で丸まっていたのが知らぬ間に近づいてます。
蓋を開けた振動で頭部を引っ込めてしまいました。
見てても動かないのでしばらく放置。

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しばらく暗い場所で放置したあと、ケースを覗くと。
フレークが半分ほど無くなっている。
コウラナメクジ類(広義のね)は動物食の傾向があるのでもしかしたらと思ったらなんと。
うちでは熱帯魚の餌はエーハイムの安売りしてたのを使用しています。
原材料を見るとフィッシュミール、酵母、穀類、シュリンプミール、植物性タンパク等です。
とりあえず餌のひとつは分かったので良かった。

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満足したのか落ち葉の下で休憩中。

ヘソアキアツマイマイの幼貝 [飼育]

飼育中のヘソアキアツマイマイのケージに幼貝がいました。

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殻径は3mmくらいです。

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成貝が交接してました。

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これは恋矢ですか。

ヘソアキアツマイマイがゴニョゴニョゴニョ [飼育]

飼育中のヘソアキアツマイマイが2匹で何やら相談中。
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仲良くしている様子。

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かなりの親密さ。

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あっ... ... ...もしかして。

飼育中のヘソアキアツマイマイ [飼育]

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ヘソアキアツマイマイを飼育しています。

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幼貝で採集した個体も育ってきています。

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爬虫類飼育用のケージを流用しています。
通気性があるので良さそうです。

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観察していると小さな幼貝がいた!
もしかしてヘソアキアツマイマイが繁殖したのかと思ったのですが。
パンダナマイマイも一緒に飼育しているので、違うな。

パンダナは先日、ツンツンしてたしね。

ナルトギセルの交接? [飼育]

今日は暖かったですね。
夜になってもTシャツで過ごしています。
一昨日に飼育している貝達に餌をあげたので、活動の様子を見ています。

ナルトギセルのケースを覗くと元気に這い出していました。
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よく見ると貝が集合していますね。

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交接?しているように見えます。
これが交接器だとすると、体サイズに対してとても太いですね。

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幼貝も大きくなりました。
もうすぐ成貝サイズです。

飼育ケース試行錯誤 [飼育]

11月に入って出張シーズンも終わり、もっぱら内業です。

飼育ケースについて、ここ数年はプリンカップで少数飼育をしていましたが増え始めるとすぐにいっぱいになってしまいます。
そのたびにプリンカップを追加していましたが、どんどん数が増えてしまい世話が大変です。
小型種はそのままでいいですが、中型~大型種については手狭です。
なので最近はちょっと広めのタッパーウェアで試しています。

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とりあえず、リュウキュウギセルを移しました。
通気は電動ドリルで横面に1mm程度の穴を開けています。

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幼貝は元気に育っています。
リュウキュウギセルは殻がしっかりと肥厚しながら成長します。

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向かって左側が親世代です。向かって右側が次世代個体です。
栄養がいいのか、親よりも殻が大きくしっかりしています。

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そしてプリンカップもタッパウェアーもさらにコンテナに入れてます。
このほうが通気性を確保しながら湿度が保たれやすいと思います。

キセルガイの飼育について人に聞くと、乾燥させないとダメだとか、床材はキッチンペーパーやミズゴケがいいとか、人それぞれのこだわりがありますね。
しかしどれがベストなのかわかりません。
おそらく飼育している地域や室内環境、で条件が変わってくるのでしょう。
そしてもっとも、重要なのは飼育者のマメさだと思っています。
マメな人であれば毎日か1日置きくらいのスパンで霧吹きしているかもしれません、それなら床材をキッンペーパーで乾燥気味飼育しても問題ないでしょう。
私は長期出張があったりするので数週間放置することもあります。(ズボラな性格のせいもありますが)
そうすると乾燥が一番の大敵です。
なので加湿気味で飼育しています。しかし通気性は維持しないとだめです。
その結果、このようなスタイルに落ち着きました。
常に試行錯誤なのでまたスタイルが変わるかもしれませんが。

幼貝ウォッチ [飼育]

飼育中のキセルガイの幼貝です。
まずはMundiphaedusaの仲間から。

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チュウゼンジギセル Mundiphaedusa sericinaの幼貝。
神奈川県横須賀市の観音崎産。
順調に増えてます。

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マツシマギセル Mundiphaedusa matushimaiの幼貝。
岩手県の国見温泉産。
もらいもの個体です。

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シリオレトノサマギセル Mundiphaedusa decapitataの幼貝。
兵庫県神戸市北区産。
成長すると欠ける部分ですね。

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ハチノコギセル Mundiphaedusa kawasakiiの幼貝。
愛知県新城市産。
野外だと殻皮のはげた老成個体が多いので、すくすくと育って綺麗な成貝の姿を見せて欲しい。

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ツバクロイワギセルMundiphaedusa iijimakuniakiiの幼貝。
静岡県静岡市産。
これも、もらいものの個体。
小さい貝なのでうまく飼育できるか心配でしたが、無事に増えてます。

次はTyrannophaedusaの仲間。

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デールギセルTyrannophaedusa dalliの幼貝。
徳島県阿南市産。
礫石環境の細長いキセルガイは飼育しづらい印象ですが、いつのまにか幼貝が。

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ナルトギセル Tyrannophaedusa fukudainadai の幼貝。
徳島県鳴門市産。
生態が知られてない貝なので、飼育で増やせるか心配でした。

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無事に成長しており一安心です。
爆発的に増えるタイプの貝ではないようです。

Pinguiphaedusaの仲間。

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クビナガギセル Pinguiphaedusa kubinagaの幼貝。
愛知県豊橋市産。
野外では老成して殻表が藻類に覆われた個体が多いです。
あまり活発ではなく、いつも転がっている印象の貝です。

Mesophaedusaの仲間。

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ホウライジギセル Mesophaedusa ikenoiの幼貝。
愛知県新城市産。
この貝も、いつも転がっている印象の貝ですね。

最後はPhaedusaの仲間。

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ニシノシマギセル Phaedusa nishinoshimana の幼貝。
島根県隠岐諸島西ノ島産。
これは爆発的に増えるタイプです。

飼育個体の世話をしていて、いつのまにか幼貝が増えているのを見つけるとうれしいですね。

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