Omphalotropis sp. [フィリピンの陸貝]
以前に紹介したフィリピンのサマール島の樹上性のカワザンショウガイ科(ASSIMINEIDAE)が気になって調べたのですが、手持ちの文献や図鑑では分かりませんでした。
webで検索してやっと似ている貝がありました。
セブ島のMt. Manunggal.に分布するOmphalotropis trochomorphaに殻の特長が似ています。
ということでとりあえず、Omphalotropis sp.としました。
そしてセブとサマールは比較的近いし。
Omphalotropis sp.
石灰岩地帯のドリーネの下部の樹林内に生息しており、ここは非常に多湿な環境です。
殻高は4~5mmくらい。
口唇は少し肥厚してます。
臍孔は閉じてます。
体層には弱い角があります。
最初はノミガイの仲間かと思いました。
しかし眼が触角の付け根近くにありますので柄眼目ではありませんね。
絵合わせなのでいいかげんな同定ですが、少し近づいた気がします。
webで検索してやっと似ている貝がありました。
セブ島のMt. Manunggal.に分布するOmphalotropis trochomorphaに殻の特長が似ています。
ということでとりあえず、Omphalotropis sp.としました。
そしてセブとサマールは比較的近いし。
Omphalotropis sp.
石灰岩地帯のドリーネの下部の樹林内に生息しており、ここは非常に多湿な環境です。
殻高は4~5mmくらい。
口唇は少し肥厚してます。
臍孔は閉じてます。
体層には弱い角があります。
最初はノミガイの仲間かと思いました。
しかし眼が触角の付け根近くにありますので柄眼目ではありませんね。
絵合わせなのでいいかげんな同定ですが、少し近づいた気がします。
フィリピン その5 レイテ島 [フィリピンの陸貝]
しばらくぶりの更新です。
先日、新種の陸貝のニュースがありました。
和名は「アキラマイマイ」で香川の多田昭氏に献名されています。
昨年の日本貝類学会の大会のポスター発表でシメクチマイマイの隠蔽種で未記載種として報告されていましたね。
種小名は何になったのでしょう?Satsuma akiraiもしくはSatsuma tadaakiraiでしょうか。
ニュースによると「成果は15日付の日本貝類学会誌に掲載された。」とありますね。
最新のVENUSがまだ届いてないので楽しみです。
フィリピンの続きです。
サマール島からレイテ島へ移動しました。
両島の間には幅2kmほどの浅い海峡があり、橋でつながっています。
朝から南部の石灰岩地に向かいます。
ここは鍾乳洞のある自然公園です。
全体が石灰岩の岩山です。
野生のサルがいましたニホンザルよりも小さく、尾の長いサルでした。
看板にも書いてありますね。
けっこう大きな鍾乳洞です、これは陸貝がいっぱいいるに違いないと期待します。
暗い洞内から「チッチッチ」と複数の鳴き声が聞こえます。
オープンな鍾乳洞だとイワツバメが多いですが、この中は暗いのでコウモリ類かもしれません。
洞内に踏み入ると地面がグアノ(堆積した糞)で柔らかいのがわかります。
飛翔動物が洞内を飛び回っています。
コンデジでがんばって撮れたのがこれです。
たしかにコウモリ類ですね。
サイズは日本でみかけるアブラコウモリよりもだいぶ大きかったです。(ヤマコウモリくらいかな)
小型コウモリ類は眼に頼らず、超音波の反響によるエコーロケーションで障害物等の位置を認識します。
そのため暗闇でもぶつからず飛翔ができます。
このコウモリも暗い洞内を飛び交っているので、当然としてエコーロケーションを行っていると思いますが、カメラのフラッシュで眼が光っているのをみると、眼も比較的大きいことから視力も利用しているのかなと思います。
さてと、そろそろコウモリから離れてカタツムリを探さないと。
昼からビールです。
暑いので日陰で飲む冷たいビールはうまいです。
でも祝杯ではありません。
いやー結論からいうと、何もいませんでした。
他の人は生きたヤマキサゴ類を見つけたようですが、私は生きた貝は見つけられませんでした。
石灰岩地でありながら死殻もほとんどなく、ほんとうに恐ろしいところです。
意気消沈しながら次の場所に移動です。
自然公園にいないのなら民家付近や道路沿いのほうが陸貝がいるんじゃないかという結論に達し、山間部の道沿いの林で探します。
いきなりカタツムリを発見!
ようやく会えましたObbaです。フィリピンの固有グループです。
裏側を拝見、樹上性らしい形ですね。
Obba、Obba、うれしいな!
成長脈がきれいです。
平べったくてカッコいい。
今度はHelicostylaでしょうか、これもフィリピン固有ですね。
こちらはヤマキサゴ類です。
陸貝が見つかってよかった。
夕焼けがきれいだ。
夜はフィリピン人ガイドのお宅に御呼ばれです。
今日は12月23日です。立派なクリスマスツリーがありました。
フィリピンにはキリスト教徒が多く、街はクリスマスムードです。
ご家族も親切でご馳走を頂きました。
こちらのクリスマスの風習でしょうか、子供たちが家の前クリスマスソングを歌いきます。
そして歌い終わるとチップをもらってます。
異国でのクリスマスの祝いを体験できて良かったです。
さて翌日。
レイテ島で一番大きいタクロバンの街には大型ショッピングモールがあります。
映画館もありました。
今日はクリスマスイヴなので買い物客でごった返しています。
食料品売り場。
ラーメン店、もしかして店名は来々軒?
こんなとこにダイソーがありました。
ここでは88フィリピンペソ均のようです。
日本円だと230円くらいでしょうか、ちょっと高いです。
日本の商品がそのまま売られてました。
フィリピンの旅も終わりです。
サマール島、レイテ島は陸産貝類が思っていたより少なかったですが、貴重な経験ができました。
今度はセブ島、ボホール島、パラワン島にも行ってみたいです。
先日、新種の陸貝のニュースがありました。
和名は「アキラマイマイ」で香川の多田昭氏に献名されています。
昨年の日本貝類学会の大会のポスター発表でシメクチマイマイの隠蔽種で未記載種として報告されていましたね。
種小名は何になったのでしょう?Satsuma akiraiもしくはSatsuma tadaakiraiでしょうか。
ニュースによると「成果は15日付の日本貝類学会誌に掲載された。」とありますね。
最新のVENUSがまだ届いてないので楽しみです。
フィリピンの続きです。
サマール島からレイテ島へ移動しました。
両島の間には幅2kmほどの浅い海峡があり、橋でつながっています。
朝から南部の石灰岩地に向かいます。
ここは鍾乳洞のある自然公園です。
全体が石灰岩の岩山です。
野生のサルがいましたニホンザルよりも小さく、尾の長いサルでした。
看板にも書いてありますね。
けっこう大きな鍾乳洞です、これは陸貝がいっぱいいるに違いないと期待します。
暗い洞内から「チッチッチ」と複数の鳴き声が聞こえます。
オープンな鍾乳洞だとイワツバメが多いですが、この中は暗いのでコウモリ類かもしれません。
洞内に踏み入ると地面がグアノ(堆積した糞)で柔らかいのがわかります。
飛翔動物が洞内を飛び回っています。
コンデジでがんばって撮れたのがこれです。
たしかにコウモリ類ですね。
サイズは日本でみかけるアブラコウモリよりもだいぶ大きかったです。(ヤマコウモリくらいかな)
小型コウモリ類は眼に頼らず、超音波の反響によるエコーロケーションで障害物等の位置を認識します。
そのため暗闇でもぶつからず飛翔ができます。
このコウモリも暗い洞内を飛び交っているので、当然としてエコーロケーションを行っていると思いますが、カメラのフラッシュで眼が光っているのをみると、眼も比較的大きいことから視力も利用しているのかなと思います。
さてと、そろそろコウモリから離れてカタツムリを探さないと。
昼からビールです。
暑いので日陰で飲む冷たいビールはうまいです。
でも祝杯ではありません。
いやー結論からいうと、何もいませんでした。
他の人は生きたヤマキサゴ類を見つけたようですが、私は生きた貝は見つけられませんでした。
石灰岩地でありながら死殻もほとんどなく、ほんとうに恐ろしいところです。
意気消沈しながら次の場所に移動です。
自然公園にいないのなら民家付近や道路沿いのほうが陸貝がいるんじゃないかという結論に達し、山間部の道沿いの林で探します。
いきなりカタツムリを発見!
ようやく会えましたObbaです。フィリピンの固有グループです。
裏側を拝見、樹上性らしい形ですね。
Obba、Obba、うれしいな!
成長脈がきれいです。
平べったくてカッコいい。
今度はHelicostylaでしょうか、これもフィリピン固有ですね。
こちらはヤマキサゴ類です。
陸貝が見つかってよかった。
夕焼けがきれいだ。
夜はフィリピン人ガイドのお宅に御呼ばれです。
今日は12月23日です。立派なクリスマスツリーがありました。
フィリピンにはキリスト教徒が多く、街はクリスマスムードです。
ご家族も親切でご馳走を頂きました。
こちらのクリスマスの風習でしょうか、子供たちが家の前クリスマスソングを歌いきます。
そして歌い終わるとチップをもらってます。
異国でのクリスマスの祝いを体験できて良かったです。
さて翌日。
レイテ島で一番大きいタクロバンの街には大型ショッピングモールがあります。
映画館もありました。
今日はクリスマスイヴなので買い物客でごった返しています。
食料品売り場。
ラーメン店、もしかして店名は来々軒?
こんなとこにダイソーがありました。
ここでは88フィリピンペソ均のようです。
日本円だと230円くらいでしょうか、ちょっと高いです。
日本の商品がそのまま売られてました。
フィリピンの旅も終わりです。
サマール島、レイテ島は陸産貝類が思っていたより少なかったですが、貴重な経験ができました。
今度はセブ島、ボホール島、パラワン島にも行ってみたいです。
フィリピン その4 サマール島 [フィリピンの陸貝]
あけましておめでとうございます。
今年も陸産貝類を中心にいろいろと紹介していきたいと思います。
それではフィリピンの続きです。
今回はサマール島の東部から半周して西部の石灰岩地に向かいます。
かなり距離があるので午前中は移動だけです。
しかし、途中で石灰岩の岩山を見つけるとスルーできません。
ちょっと休憩ついでに散策。
アオミオカタニシ?と同じLeptopoma属の貝です。
見た目そっくりですが別種でしょうね。
まだ幼貝でした。
トウガタゴマガイの仲間かな。
殻高は1mmほどの小さいゴマガイです。
あとはアシヒダナメクジ、ベッコウマイマイの仲間がいました。
ちょっと乾燥気味で陸貝は少なかったですが、ゴマガイの仲間を見つけられてよかったです。
次の鍾乳洞に行く前にランチタイムにします。
途中の村で食堂に入りました。
昼時はランチメニューだけなのか、とくに注文しないまま人数の確認だけします。
まずは赤っぽいご飯の登場。
おそらく長米の赤い品種でしょうね。
これが、おかずです。
見た目はアレですが、普通にチキンのスープです。
生姜が効いており、美味しかったです。
目的の鍾乳洞に近づいてきました。
車で入れるのはここまでです。
ここから、1時間ほど徒歩になります。
見渡す限り、樹林らしいのが見えません。
ココヤシの林と低木だけです。
こんなとこに鍾乳洞があるのか?ガサガサの藪にぽっかりと穴が開いているだけだったらどうしよう。
不安がよぎります。
行ってみないとわかりません。
とりあえず進みます。
湿度は低いのですが日差しがきつく、日陰もないのでこれはこれで苦しいです。
炎天下の山道をアップダウンしながら歩き続けます。
息も絶え絶えに尾根を越えると石灰岩の壁が見えました。
なんとなく周囲の木々も森らしくなってきました。
これは期待できそう。
ここは大きなドリーネでした。
湿度も高く植物も青々としています。
ヤマキサゴの仲間です。Geophorus sp.
ドリーネの外縁部の比較的に乾燥した環境で見つけました。
大きめのキビガイみたいなベッコウマイマイの仲間。
林床にはアツブタガイの仲間がいました。
ほかに大きなヤマタニシの古い死殻がありましたが生体は見つかりませんでした。
一見するとノミガイの仲間に見えるのですが蓋があります。
殻形からしてカワザンショウガイ科ASSIMINEIDAEの仲間でしょうか。
樹上性で葉に付いています。
サマール島はこれで終わりです。
つづきはレイテ島になります。
今年も陸産貝類を中心にいろいろと紹介していきたいと思います。
それではフィリピンの続きです。
今回はサマール島の東部から半周して西部の石灰岩地に向かいます。
かなり距離があるので午前中は移動だけです。
しかし、途中で石灰岩の岩山を見つけるとスルーできません。
ちょっと休憩ついでに散策。
アオミオカタニシ?と同じLeptopoma属の貝です。
見た目そっくりですが別種でしょうね。
まだ幼貝でした。
トウガタゴマガイの仲間かな。
殻高は1mmほどの小さいゴマガイです。
あとはアシヒダナメクジ、ベッコウマイマイの仲間がいました。
ちょっと乾燥気味で陸貝は少なかったですが、ゴマガイの仲間を見つけられてよかったです。
次の鍾乳洞に行く前にランチタイムにします。
途中の村で食堂に入りました。
昼時はランチメニューだけなのか、とくに注文しないまま人数の確認だけします。
まずは赤っぽいご飯の登場。
おそらく長米の赤い品種でしょうね。
これが、おかずです。
見た目はアレですが、普通にチキンのスープです。
生姜が効いており、美味しかったです。
目的の鍾乳洞に近づいてきました。
車で入れるのはここまでです。
ここから、1時間ほど徒歩になります。
見渡す限り、樹林らしいのが見えません。
ココヤシの林と低木だけです。
こんなとこに鍾乳洞があるのか?ガサガサの藪にぽっかりと穴が開いているだけだったらどうしよう。
不安がよぎります。
行ってみないとわかりません。
とりあえず進みます。
湿度は低いのですが日差しがきつく、日陰もないのでこれはこれで苦しいです。
炎天下の山道をアップダウンしながら歩き続けます。
息も絶え絶えに尾根を越えると石灰岩の壁が見えました。
なんとなく周囲の木々も森らしくなってきました。
これは期待できそう。
ここは大きなドリーネでした。
湿度も高く植物も青々としています。
ヤマキサゴの仲間です。Geophorus sp.
ドリーネの外縁部の比較的に乾燥した環境で見つけました。
大きめのキビガイみたいなベッコウマイマイの仲間。
林床にはアツブタガイの仲間がいました。
ほかに大きなヤマタニシの古い死殻がありましたが生体は見つかりませんでした。
一見するとノミガイの仲間に見えるのですが蓋があります。
殻形からしてカワザンショウガイ科ASSIMINEIDAEの仲間でしょうか。
樹上性で葉に付いています。
サマール島はこれで終わりです。
つづきはレイテ島になります。
フィリピン その3 サマール島 [フィリピンの陸貝]
サマール島の東部に来ました。
ここは昨年の11月の台風ヨランダ(Yolanda)により最も被害の大きかった地域のひとつです。
今年の12月上旬にも台風の直撃を受けています。
現在では普通に生活しているように見えますが、所々で台風の爪あとを感じます。
住宅の多くが木造建築ですので屋根が飛ばされたり土台から崩れていたりします。
移動中にはWHOの車両や軍の装甲車がみられました。
ここに来るまでは不安がありました。
被災地ですので観光客が行ってもいいものなのか、ホテルも営業しているかわかりません。
しかし、その不安も払拭されました。
橋の架け替えや、新しい住宅地など復興が進んでいます。
ホテルもあるし、飲食店もスーパーマーケットも営業しています。
目的の鍾乳洞近くの村に着きました。
ガイドをしてくれるというのでついて行きます。
やはり子供たちもゾロゾロとついてきます。
これが鍾乳洞の入り口らしく水が勢いよく流れ出しています。
ここから村まで水路で水が送られていて、子供たちの水遊び場所になっています。
今日も温度、湿度ともに高く、不快指数がMAXです。
あー水に浸かりたい。
おお!葉陰に隠れるようにCalocochlia zoniferaがいました。
大型の美しい貝ですね。
フィリピンに来たなと実感します。
こっちはアズキガイ科(Pupinidea)のMoulinsia aurantiaです。
アズキガイの仲間ですが珍しく樹上性のようです。
光沢なあるレモンイエローの殻と赤色の軟体はとても綺麗です。
ヤマタニシ科(Cyclophoridae)のCyclophorus acutimarginatusだと思います。
「COMPENDIUM OF LANDSHELLS」ではExtinct?となっていますね。
しかし殻の特徴、そしてLocalityも合っているのでこの種で間違いないかな。
いやーしかし暑いです。川に入ってないのに全身がびしょぬれ。
ちょっと熱中症ぎみでバテバテになりました。
そんなとき、疲労回復にはこれ一本!
Cobra ENERGY DRINK
朝鮮人参が入った微炭酸飲料です。
名前のわりには味にパンチのない飲み物でした。
それでも少し回復した気がします。
つづく。
ここは昨年の11月の台風ヨランダ(Yolanda)により最も被害の大きかった地域のひとつです。
今年の12月上旬にも台風の直撃を受けています。
現在では普通に生活しているように見えますが、所々で台風の爪あとを感じます。
住宅の多くが木造建築ですので屋根が飛ばされたり土台から崩れていたりします。
移動中にはWHOの車両や軍の装甲車がみられました。
ここに来るまでは不安がありました。
被災地ですので観光客が行ってもいいものなのか、ホテルも営業しているかわかりません。
しかし、その不安も払拭されました。
橋の架け替えや、新しい住宅地など復興が進んでいます。
ホテルもあるし、飲食店もスーパーマーケットも営業しています。
目的の鍾乳洞近くの村に着きました。
ガイドをしてくれるというのでついて行きます。
やはり子供たちもゾロゾロとついてきます。
これが鍾乳洞の入り口らしく水が勢いよく流れ出しています。
ここから村まで水路で水が送られていて、子供たちの水遊び場所になっています。
今日も温度、湿度ともに高く、不快指数がMAXです。
あー水に浸かりたい。
おお!葉陰に隠れるようにCalocochlia zoniferaがいました。
大型の美しい貝ですね。
フィリピンに来たなと実感します。
こっちはアズキガイ科(Pupinidea)のMoulinsia aurantiaです。
アズキガイの仲間ですが珍しく樹上性のようです。
光沢なあるレモンイエローの殻と赤色の軟体はとても綺麗です。
ヤマタニシ科(Cyclophoridae)のCyclophorus acutimarginatusだと思います。
「COMPENDIUM OF LANDSHELLS」ではExtinct?となっていますね。
しかし殻の特徴、そしてLocalityも合っているのでこの種で間違いないかな。
いやーしかし暑いです。川に入ってないのに全身がびしょぬれ。
ちょっと熱中症ぎみでバテバテになりました。
そんなとき、疲労回復にはこれ一本!
Cobra ENERGY DRINK
朝鮮人参が入った微炭酸飲料です。
名前のわりには味にパンチのない飲み物でした。
それでも少し回復した気がします。
つづく。
フィリピン その2 サマール島 [フィリピンの陸貝]
次は川の上流にある鍾乳洞を目指します。
ここは河口に近く感潮域となっており河岸にはマングローブ林がみられます。
船に乗って遡上していきます。
30分ほどで上流の集落に着きました。
村の後ろには石灰岩の岩肌が見えます。次はあそこを目指します。
許可をとり、村内を通り抜けて行きます。
小川の渡渉を繰り返しながら進むとココヤシの林に出ました。
この先に石灰岩の山があります。
さらに進むと石灰岩の下から湧き出す小川の源流に着きました。
子供たちの遊び場になってました。
これはアツブタガイの仲間です。殻に厚く泥を付着させています。
ヤマタニシ科のCyclophorus sp.の幼貝。
この仲間は樹上性のようです。
メダカハンミョウの仲間もいました。
鮮やかなタマヤスデの仲間。
ここは陸貝は少なかったですね。
教訓:石灰岩地だからといって陸貝が多いとは限らない。
つづく。
ここは河口に近く感潮域となっており河岸にはマングローブ林がみられます。
船に乗って遡上していきます。
30分ほどで上流の集落に着きました。
村の後ろには石灰岩の岩肌が見えます。次はあそこを目指します。
許可をとり、村内を通り抜けて行きます。
小川の渡渉を繰り返しながら進むとココヤシの林に出ました。
この先に石灰岩の山があります。
さらに進むと石灰岩の下から湧き出す小川の源流に着きました。
子供たちの遊び場になってました。
これはアツブタガイの仲間です。殻に厚く泥を付着させています。
ヤマタニシ科のCyclophorus sp.の幼貝。
この仲間は樹上性のようです。
メダカハンミョウの仲間もいました。
鮮やかなタマヤスデの仲間。
ここは陸貝は少なかったですね。
教訓:石灰岩地だからといって陸貝が多いとは限らない。
つづく。
フィリピン その1 サマール島 [フィリピンの陸貝]
久しぶりの更新です。
じつはこの年末に1週間ほどフィリピンに行っていました。
もちろんLandsnailsを探しにです。
それでは何回かに分けて紹介していきます。
関空からマニラまで4時間ほどのフライトです。
出発の前日から日本列島は強い寒気に覆われており、自宅周辺もうっすらと雪が積もってました。
機内から見えた首都マニラです。
やはり南国ですこの時期でも気温は高いです。
マニラで1泊し翌日の早朝に国内線でサマール島に向かいます。
フィリピン航空のプロペラ機で1時間ちょっとのフライトです。
カルバヨグ空港は小さな空港です。
とても東南アジアな風景です。
サマール島は石灰岩地が多く鍾乳洞の数も多いです。
さっそく北部の鍾乳洞(Cave)を目指します。
村内を抜けると川にでました。ここを渡渉して鍾乳洞に向かいます。
それにしても暑いです。さらに湿度が高いせいで汗が乾きません。
外国人が珍しいのでしょうか地元の子供たちがゾロゾロとついてきます。
そして陸貝を探すのを手伝ってくれます。
待望の石灰岩です。さらに岩山を登って行きます。
最初に見つけたのはアズキガイ科(Pupinidae)のMoulinsia sp.
サイズや形は日本のアズキガイに似ていますが、殻表は滑らかで光沢があります。
オカモノアラガイ科(Cuccineidae)の一種。
ベッコウマイマイ科(Helicarionidae)のRyssota sp.の幼貝。
成貝の殻径は50mmほどになります。
大きめの葉っぱに包まれた卵を見つけました。
これはオナジマイマイ科(Bradybaenidae)のSubfamilyであるHelicostylinae類の卵です。
このグループは樹上性で卵塊を樹木の葉に包むように産むそうです。
卵の直径は3~4mmほどです。
一部が孵化していました。
淡い白色で美しいです。
おそらくHelicostyla属の卵と幼貝だと思われます。
しかし、残念ながら一部の幼貝たちはすでにコウガイビルの仲間に捕食されてました。
つづく。
じつはこの年末に1週間ほどフィリピンに行っていました。
もちろんLandsnailsを探しにです。
それでは何回かに分けて紹介していきます。
関空からマニラまで4時間ほどのフライトです。
出発の前日から日本列島は強い寒気に覆われており、自宅周辺もうっすらと雪が積もってました。
機内から見えた首都マニラです。
やはり南国ですこの時期でも気温は高いです。
マニラで1泊し翌日の早朝に国内線でサマール島に向かいます。
フィリピン航空のプロペラ機で1時間ちょっとのフライトです。
カルバヨグ空港は小さな空港です。
とても東南アジアな風景です。
サマール島は石灰岩地が多く鍾乳洞の数も多いです。
さっそく北部の鍾乳洞(Cave)を目指します。
村内を抜けると川にでました。ここを渡渉して鍾乳洞に向かいます。
それにしても暑いです。さらに湿度が高いせいで汗が乾きません。
外国人が珍しいのでしょうか地元の子供たちがゾロゾロとついてきます。
そして陸貝を探すのを手伝ってくれます。
待望の石灰岩です。さらに岩山を登って行きます。
最初に見つけたのはアズキガイ科(Pupinidae)のMoulinsia sp.
サイズや形は日本のアズキガイに似ていますが、殻表は滑らかで光沢があります。
オカモノアラガイ科(Cuccineidae)の一種。
ベッコウマイマイ科(Helicarionidae)のRyssota sp.の幼貝。
成貝の殻径は50mmほどになります。
大きめの葉っぱに包まれた卵を見つけました。
これはオナジマイマイ科(Bradybaenidae)のSubfamilyであるHelicostylinae類の卵です。
このグループは樹上性で卵塊を樹木の葉に包むように産むそうです。
卵の直径は3~4mmほどです。
一部が孵化していました。
淡い白色で美しいです。
おそらくHelicostyla属の卵と幼貝だと思われます。
しかし、残念ながら一部の幼貝たちはすでにコウガイビルの仲間に捕食されてました。
つづく。