フィリピン その5 レイテ島 [フィリピンの陸貝]
しばらくぶりの更新です。
先日、新種の陸貝のニュースがありました。
和名は「アキラマイマイ」で香川の多田昭氏に献名されています。
昨年の日本貝類学会の大会のポスター発表でシメクチマイマイの隠蔽種で未記載種として報告されていましたね。
種小名は何になったのでしょう?Satsuma akiraiもしくはSatsuma tadaakiraiでしょうか。
ニュースによると「成果は15日付の日本貝類学会誌に掲載された。」とありますね。
最新のVENUSがまだ届いてないので楽しみです。
フィリピンの続きです。
サマール島からレイテ島へ移動しました。
両島の間には幅2kmほどの浅い海峡があり、橋でつながっています。
朝から南部の石灰岩地に向かいます。
ここは鍾乳洞のある自然公園です。
全体が石灰岩の岩山です。
野生のサルがいましたニホンザルよりも小さく、尾の長いサルでした。
看板にも書いてありますね。
けっこう大きな鍾乳洞です、これは陸貝がいっぱいいるに違いないと期待します。
暗い洞内から「チッチッチ」と複数の鳴き声が聞こえます。
オープンな鍾乳洞だとイワツバメが多いですが、この中は暗いのでコウモリ類かもしれません。
洞内に踏み入ると地面がグアノ(堆積した糞)で柔らかいのがわかります。
飛翔動物が洞内を飛び回っています。
コンデジでがんばって撮れたのがこれです。
たしかにコウモリ類ですね。
サイズは日本でみかけるアブラコウモリよりもだいぶ大きかったです。(ヤマコウモリくらいかな)
小型コウモリ類は眼に頼らず、超音波の反響によるエコーロケーションで障害物等の位置を認識します。
そのため暗闇でもぶつからず飛翔ができます。
このコウモリも暗い洞内を飛び交っているので、当然としてエコーロケーションを行っていると思いますが、カメラのフラッシュで眼が光っているのをみると、眼も比較的大きいことから視力も利用しているのかなと思います。
さてと、そろそろコウモリから離れてカタツムリを探さないと。
昼からビールです。
暑いので日陰で飲む冷たいビールはうまいです。
でも祝杯ではありません。
いやー結論からいうと、何もいませんでした。
他の人は生きたヤマキサゴ類を見つけたようですが、私は生きた貝は見つけられませんでした。
石灰岩地でありながら死殻もほとんどなく、ほんとうに恐ろしいところです。
意気消沈しながら次の場所に移動です。
自然公園にいないのなら民家付近や道路沿いのほうが陸貝がいるんじゃないかという結論に達し、山間部の道沿いの林で探します。
いきなりカタツムリを発見!
ようやく会えましたObbaです。フィリピンの固有グループです。
裏側を拝見、樹上性らしい形ですね。
Obba、Obba、うれしいな!
成長脈がきれいです。
平べったくてカッコいい。
今度はHelicostylaでしょうか、これもフィリピン固有ですね。
こちらはヤマキサゴ類です。
陸貝が見つかってよかった。
夕焼けがきれいだ。
夜はフィリピン人ガイドのお宅に御呼ばれです。
今日は12月23日です。立派なクリスマスツリーがありました。
フィリピンにはキリスト教徒が多く、街はクリスマスムードです。
ご家族も親切でご馳走を頂きました。
こちらのクリスマスの風習でしょうか、子供たちが家の前クリスマスソングを歌いきます。
そして歌い終わるとチップをもらってます。
異国でのクリスマスの祝いを体験できて良かったです。
さて翌日。
レイテ島で一番大きいタクロバンの街には大型ショッピングモールがあります。
映画館もありました。
今日はクリスマスイヴなので買い物客でごった返しています。
食料品売り場。
ラーメン店、もしかして店名は来々軒?
こんなとこにダイソーがありました。
ここでは88フィリピンペソ均のようです。
日本円だと230円くらいでしょうか、ちょっと高いです。
日本の商品がそのまま売られてました。
フィリピンの旅も終わりです。
サマール島、レイテ島は陸産貝類が思っていたより少なかったですが、貴重な経験ができました。
今度はセブ島、ボホール島、パラワン島にも行ってみたいです。
先日、新種の陸貝のニュースがありました。
和名は「アキラマイマイ」で香川の多田昭氏に献名されています。
昨年の日本貝類学会の大会のポスター発表でシメクチマイマイの隠蔽種で未記載種として報告されていましたね。
種小名は何になったのでしょう?Satsuma akiraiもしくはSatsuma tadaakiraiでしょうか。
ニュースによると「成果は15日付の日本貝類学会誌に掲載された。」とありますね。
最新のVENUSがまだ届いてないので楽しみです。
フィリピンの続きです。
サマール島からレイテ島へ移動しました。
両島の間には幅2kmほどの浅い海峡があり、橋でつながっています。
朝から南部の石灰岩地に向かいます。
ここは鍾乳洞のある自然公園です。
全体が石灰岩の岩山です。
野生のサルがいましたニホンザルよりも小さく、尾の長いサルでした。
看板にも書いてありますね。
けっこう大きな鍾乳洞です、これは陸貝がいっぱいいるに違いないと期待します。
暗い洞内から「チッチッチ」と複数の鳴き声が聞こえます。
オープンな鍾乳洞だとイワツバメが多いですが、この中は暗いのでコウモリ類かもしれません。
洞内に踏み入ると地面がグアノ(堆積した糞)で柔らかいのがわかります。
飛翔動物が洞内を飛び回っています。
コンデジでがんばって撮れたのがこれです。
たしかにコウモリ類ですね。
サイズは日本でみかけるアブラコウモリよりもだいぶ大きかったです。(ヤマコウモリくらいかな)
小型コウモリ類は眼に頼らず、超音波の反響によるエコーロケーションで障害物等の位置を認識します。
そのため暗闇でもぶつからず飛翔ができます。
このコウモリも暗い洞内を飛び交っているので、当然としてエコーロケーションを行っていると思いますが、カメラのフラッシュで眼が光っているのをみると、眼も比較的大きいことから視力も利用しているのかなと思います。
さてと、そろそろコウモリから離れてカタツムリを探さないと。
昼からビールです。
暑いので日陰で飲む冷たいビールはうまいです。
でも祝杯ではありません。
いやー結論からいうと、何もいませんでした。
他の人は生きたヤマキサゴ類を見つけたようですが、私は生きた貝は見つけられませんでした。
石灰岩地でありながら死殻もほとんどなく、ほんとうに恐ろしいところです。
意気消沈しながら次の場所に移動です。
自然公園にいないのなら民家付近や道路沿いのほうが陸貝がいるんじゃないかという結論に達し、山間部の道沿いの林で探します。
いきなりカタツムリを発見!
ようやく会えましたObbaです。フィリピンの固有グループです。
裏側を拝見、樹上性らしい形ですね。
Obba、Obba、うれしいな!
成長脈がきれいです。
平べったくてカッコいい。
今度はHelicostylaでしょうか、これもフィリピン固有ですね。
こちらはヤマキサゴ類です。
陸貝が見つかってよかった。
夕焼けがきれいだ。
夜はフィリピン人ガイドのお宅に御呼ばれです。
今日は12月23日です。立派なクリスマスツリーがありました。
フィリピンにはキリスト教徒が多く、街はクリスマスムードです。
ご家族も親切でご馳走を頂きました。
こちらのクリスマスの風習でしょうか、子供たちが家の前クリスマスソングを歌いきます。
そして歌い終わるとチップをもらってます。
異国でのクリスマスの祝いを体験できて良かったです。
さて翌日。
レイテ島で一番大きいタクロバンの街には大型ショッピングモールがあります。
映画館もありました。
今日はクリスマスイヴなので買い物客でごった返しています。
食料品売り場。
ラーメン店、もしかして店名は来々軒?
こんなとこにダイソーがありました。
ここでは88フィリピンペソ均のようです。
日本円だと230円くらいでしょうか、ちょっと高いです。
日本の商品がそのまま売られてました。
フィリピンの旅も終わりです。
サマール島、レイテ島は陸産貝類が思っていたより少なかったですが、貴重な経験ができました。
今度はセブ島、ボホール島、パラワン島にも行ってみたいです。
2015-01-17 17:05
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コメント(2)
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こんにちは!
突然のコメントすみません^^;
国際NGOのボランティアとして活動しているものです。
今年の夏休みにフィリピンのレイテ島での台風支援を考えているのですが、もしよろしければレイテ島市街地の復興状況など教えていただけませんか?(><)
最近(2015年)のレイテ島に関する情報がなかなかなくて困っています(;;)
by Sayako Ibuki (2015-03-02 10:01)
こんにちは。2014年の12月末の段階ではレイテ島はかなり復興が進んでいるような印象でした。
混乱している様子はなく、普通に生活しています。
サマール島の東海岸のほうが倒壊した家屋が多いと思います。
それでも緊迫した状況ではないと思います。
参考になりましたでしょうか。
by Green slug (2015-03-02 13:12)