SSブログ
キューバの陸貝 ブログトップ

Eurycampta pinarensis [キューバの陸貝]

キューバの陸貝の続き。
殻径が約40mmの中型の貝。

P9230443.jpg
Eurycampta pinarensis

WebでFamilyを調べたところ「DISCOVER LIFE」ではXanthonychidae科、「WMSD」だとCepolidae科。
「malacos.chez.com」と書籍の「Cuba the landshells paradise」だと Helminthoglyptidae科になっている。
とりあえず Helminthoglyptidae科にしてます。

P9230445.jpg
殻口がとても大きい。

P9230451.jpg
殻高は低くて周縁角がカッコイイ。
Pinar del Rioの石灰岩地で採集。

ところで。
久しぶりにツインストロボにして使おうと思ったら。
P9230454.jpg
ストロボの電池ケースの蓋が破損。

P9230455.jpg
生産してないし修理は無理かな。


nice!(0)  コメント(0) 

Coryda alauda canescens [キューバの陸貝]

Jeanneretia subtussulcataと同じHELMINTHOGLYPTIDAE科の貝

P9180423.jpg
Coryda alauda canescens

P9180425.jpg
殻径が約20mm。
樹上性の貝です。

P9180427.jpg
殻口がシメクチになっています。

P9180429.jpg
この殻表の模様が素晴らしい。
お気に入りの貝です。

キューバ東部のGuantanamoで採集しました。
この時はもの凄い腹痛で数分ごとに野〇をしながら、コーヒー農園で探したのを思い出します。
昼食に入ったレストランで飲んだ水がいけなかったのか、二時間後にはゴロゴロ、ピシャーでした。
ずーっとミネラルウォーターのペットボトルを飲んでたのに、気のゆるみかコップに注がれたピッチャーの水を…。
その点でも非常に思い出深い貝です。


nice!(0)  コメント(0) 

Farcimen sp. [キューバの陸貝]

プエルトリコのMegalomastomaと同じMEGALOMASTOMIDAE科の貝。
同じく日本のヤマタニシ的な貝です。

P9180413.jpg
Farcimen sp.
似たのが多くて種類まで同定できませんでした。

P9180415.jpg
殻高は約30mm。
とても堅牢な貝。

P9180417.jpg
現地では林床に転がっています。
キューバ西部の石灰岩地のPinar del Rioでは個体数が多かったです。

P9180421.jpg
殻口が厚く反転しています。
このツヤがいいですね。




nice!(0)  コメント(0) 

Jeanneretia subtussulcata [キューバの陸貝]

プエルトリコの次はキューバの貝です。

P9180399.jpg
Jeanneretia subtussulcata
一見してCamaenidae科に似ていますが、北米から南米までの新大陸に分布するHelmithoglyptidae科 の貝です。

P9180403.jpg
顕著な特徴としては殻底の一部が陥没しています。

P9180405.jpg
殻が破損した修復後のような形ですが、これがノーマルです。

P9180409.jpg
不自然な溝状に凹んでいますね。
これも外敵の侵入を防ぐ効果があるのでしょうか。

キューバ西部のPinar del Rioの石灰岩地で見つけました。




nice!(0)  コメント(0) 

Emoda & Viana [キューバの陸貝]

自宅の給湯システムがエラーになってお風呂に入れません。
明日は町営の公衆浴場に行ってみようとおもいます。

さて、なんとなく外国の陸貝を見たくなって、標本庫を漁っていたらキューバの標本が出てきました。
キューバといえばPolymitaやLiguusなど美麗種が有名ですが。
個人的に好きな陸貝を紹介します。
ヤマキサゴ科(Helicinidae)のEmodaです。
PB061332.jpg
殻径は25mmほどで日本のヤマキサゴ類に比べるとかなりでかいです。

PB061334.jpg
表面は比較的に滑らかでツヤがあり、殻も厚く重量感があります。
色調も赤~緑のグラデーションとなっており美しいです。

樹木の葉や幹についていることが多いです。

それでは同じヤマキサゴ科のVianaも紹介します。
PB061349.jpg
向かって左側がメス、右側がオスです。
ご存知の通り、キセルガイやマイマイ類など多くの陸貝は雌雄同体です。
それに対してヤマキサゴ類、ヤマタニシ類など蓋を持つ陸貝はちゃんと雌雄で分かれています。
しかし外見での性別の判別はほぼ不可能です。

画像の標本を見比べてください。どこか違うでしょう。

PB061348.jpg
別角度からメスの個体。
うん普通。

PB061347.jpg
そしてオスの個体。
気づきましたか?
殻口に切れ込みがあります。
顕著な違いですね。

PB061343.jpg
こちらも同じPinar del Rio地方で採集したVianaです。
オスの切れこみが弱い個体群ですね。
生息地の岩山が違うだけで殻の特徴にも差が出てくるようです。
現地では主に岩に付着しています。

IMG_0523.jpg
ちなみに、CubaのPinar del Rioは石灰岩の岩山が連なる風光明媚な場所です。

キューバの陸貝 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。