アベギセル Pinguiphaedusa ignobilis

1日開けて、再び四国へ。
今回は多田さんにアベちゃん（アベギセル）の生息地に案内してもらいました。
この貝はポイントとなるのはガレ場ですが、どこにでもいるわけではない。
しかし山岳地帯に点々と産地のある狙いにくい貝です。

今日は雨予報でしたが車で移動中に少し降っただけでした。

超健脚な多田昭氏
ザックをふたつ持っています。
ひとつには雨具が入っていて持ち歩くと雨に降られないという「おまじない」だそうです。


とある山のガレ場に着きました。
ここに、アベちゃんがいるそうです。
さてホジホジしましょう。

その前にガレ場採集の鉄則、「上下になって採集しない！」
どうしても石が落ちますからね、危ないのでやめましょう。


ジタロウマイマイ　Aegista awajiensis


タカチホヘビ　Achalinus spinalis
ガレ場に多いヘビです。ミミズ食でおとなしい。


さらに掻いていると、貨幣が。
一瞬、五円玉かと思ったけど中央の穴が四角い。
古銭ですね。

などと歴史を感じながらさらにホジホジしていると。


アベギセル　Pinguiphaedusa ignobilis
念願のアベちゃんです。


殻皮が磨耗して白くなっています。
まさにガレ場の貝ですね。
図鑑の標本写真だと殻皮が残っているので、雰囲気が違いますね。

タグ：陸産貝類 キセルガイ科