とある陸産貝類の本 [その他]
「六甲山のカタツムリ 神戸陸産貝類目録」著者は神戸陸産貝類研究会です。
知っていますか?
表紙に複製・転載禁止とあるので今回は画像無しです。
内容はというと専門書を目指したのか、前章では六甲山のカタツムリの概要、貝殻、軟体、飼育と観察、標本の作り方などいろいろと網羅しています。
あとなぜか陸産貝類に関する生態観察の研究論文として、ウスカワマイマイの交尾、産卵、成長の記録が載っています。
続いてカラーページになります。
本書籍のメインとなる陸産貝類の写真と説明です。
ここでいきなり未記載種が。
「丹生山産ヤマタニシ科の未記載種」
写真を見るとヤマタニシの幼貝に見えるのですが説明を読んでいくと。
「和名 タクミヤマトガイ」
えっ!和名が提唱されている。
「学名 Japonia kobensis」
はっ!未記載種なのに学名がある。
形態の説明を読むと。
「殻高9mm 殻径14mm ヤマトガイ属では最大の個体である。周縁には角があり毛状突起がならぶがすぐにとれてしまう。色帯が1本ある。フタは丸く薄い。」
うん、ヤマタニシの幼貝の特徴だね。
私もヤマタニシの幼貝を見つけてヤマトガイ類と勘違いしたことはあります。
恥ずかしい記憶です。
他にも突っ込みどころはあるのですが軽いやつはスルーして読み進めていきます。
後半のナメクジ類のコーナーに来ました。
なぜか、「滋賀県産コウラナメクジ科の未記載種」「滋賀県でのアシヒダナメクジ科の新発見種」
あれ、「六甲山のカタツムリ 神戸陸産貝類目録」だったよね、なぜ県外。
続いて「淡路産ナメクジ科の未記載種」
これは県内だからいいか。
「和名 タクミコガネナメクジ、学名 Inciaria awajiensis」
慣れたのか最初ほどのインパクトはありません。
その後も未記載種が続きます。
「烏原産ナメクジ科の未記載種、和名タクミヤマナメクジ、学名Inciaria kobensis」
「石川県能登産ナメクジ科の未記載種、和名タクミクロヒメナメクジ、学名Inciaria notoensis」
「石川県舳倉島産ナメクジ科の未記載種、和名タクミゴマフナメクジ、学名Inciaria heguraensis」
県内外を行ったり来たりしてますがもう気になりません。
今度はコウラナメクジ類です。
「烏原産コウラナメクジ科の未記載種、和名タクミフタスジナメクジ、学名Lemax kobensis」
「烏原産コウラナメクジ科の未記載種、和名タクミミスジナメクジ、学名Lemax kobensis」
和名はフタスジとミスジの違いか、学名は同じなんだけど。
あとLemaxはLimaxの誤字か?
もしかしたら新属かもしれない。
そう思わせるような勢いの内容です。
この後もタクミナメクジ、タクミトラナメクジ、タクミニシキナメクジ、タクミオオカワラナメクジ、タクミカワラナメクジ、タクミヤマコウラナメクジ、タクミコノハナメクジと続きます。
「タクミ・・・タクミ・・・あぁ」
著者の神戸陸産貝類研究会は2名で組織されているようです。
しかも二人の関係は祖父と孫。
メインの執筆?は祖父のようです。
そして孫の名前が匠・・・。
どうも新種と思ったら孫の名前を付けていたようです。
内容はともかく陸産貝類への熱意を感じる本です。
トンデモ本?に分類されるのか。
読んでて楽しくなる本でした。
自費出版なので購入はできません。
気になる方は国会図書館か神戸市立図書館でご確認ください。
「神戸陸産貝類研究会」か「六甲山のカタツムリ」で検索してください。
知っていますか?
表紙に複製・転載禁止とあるので今回は画像無しです。
内容はというと専門書を目指したのか、前章では六甲山のカタツムリの概要、貝殻、軟体、飼育と観察、標本の作り方などいろいろと網羅しています。
あとなぜか陸産貝類に関する生態観察の研究論文として、ウスカワマイマイの交尾、産卵、成長の記録が載っています。
続いてカラーページになります。
本書籍のメインとなる陸産貝類の写真と説明です。
ここでいきなり未記載種が。
「丹生山産ヤマタニシ科の未記載種」
写真を見るとヤマタニシの幼貝に見えるのですが説明を読んでいくと。
「和名 タクミヤマトガイ」
えっ!和名が提唱されている。
「学名 Japonia kobensis」
はっ!未記載種なのに学名がある。
形態の説明を読むと。
「殻高9mm 殻径14mm ヤマトガイ属では最大の個体である。周縁には角があり毛状突起がならぶがすぐにとれてしまう。色帯が1本ある。フタは丸く薄い。」
うん、ヤマタニシの幼貝の特徴だね。
私もヤマタニシの幼貝を見つけてヤマトガイ類と勘違いしたことはあります。
恥ずかしい記憶です。
他にも突っ込みどころはあるのですが軽いやつはスルーして読み進めていきます。
後半のナメクジ類のコーナーに来ました。
なぜか、「滋賀県産コウラナメクジ科の未記載種」「滋賀県でのアシヒダナメクジ科の新発見種」
あれ、「六甲山のカタツムリ 神戸陸産貝類目録」だったよね、なぜ県外。
続いて「淡路産ナメクジ科の未記載種」
これは県内だからいいか。
「和名 タクミコガネナメクジ、学名 Inciaria awajiensis」
慣れたのか最初ほどのインパクトはありません。
その後も未記載種が続きます。
「烏原産ナメクジ科の未記載種、和名タクミヤマナメクジ、学名Inciaria kobensis」
「石川県能登産ナメクジ科の未記載種、和名タクミクロヒメナメクジ、学名Inciaria notoensis」
「石川県舳倉島産ナメクジ科の未記載種、和名タクミゴマフナメクジ、学名Inciaria heguraensis」
県内外を行ったり来たりしてますがもう気になりません。
今度はコウラナメクジ類です。
「烏原産コウラナメクジ科の未記載種、和名タクミフタスジナメクジ、学名Lemax kobensis」
「烏原産コウラナメクジ科の未記載種、和名タクミミスジナメクジ、学名Lemax kobensis」
和名はフタスジとミスジの違いか、学名は同じなんだけど。
あとLemaxはLimaxの誤字か?
もしかしたら新属かもしれない。
そう思わせるような勢いの内容です。
この後もタクミナメクジ、タクミトラナメクジ、タクミニシキナメクジ、タクミオオカワラナメクジ、タクミカワラナメクジ、タクミヤマコウラナメクジ、タクミコノハナメクジと続きます。
「タクミ・・・タクミ・・・あぁ」
著者の神戸陸産貝類研究会は2名で組織されているようです。
しかも二人の関係は祖父と孫。
メインの執筆?は祖父のようです。
そして孫の名前が匠・・・。
どうも新種と思ったら孫の名前を付けていたようです。
内容はともかく陸産貝類への熱意を感じる本です。
トンデモ本?に分類されるのか。
読んでて楽しくなる本でした。
自費出版なので購入はできません。
気になる方は国会図書館か神戸市立図書館でご確認ください。
「神戸陸産貝類研究会」か「六甲山のカタツムリ」で検索してください。
タグ:書籍
2016-12-23 18:37
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