SSブログ

樹上性の陸貝を如何にして飼育するのか [飼育]

オトメマイマイやキセルガイモドキなど樹上性の種は飼育が難しいです。
得意な人もいるかもしれませんが、自分は不得手です。

地表性や朽木を好む陸貝のように飼育容器にプリンカップを使用すると湿度が高くなり過ぎる気がします。
通気性を考えてプラケースを使用すると場所をとるのと、まめに霧吹きで湿度を与えないとカラカラになるおそれがあるります。
また、種類や産地別にすることでケースの数が増えるのも問題です。
試行錯誤した結果、安価でスペースも小さく飼育する方法を試しています。

P5140186.JPG
プラスチックコップに水抜き用の穴をあけ、用土とポトスを入れました。
そこに水きりネットを被せて輪ゴムで留めています。
ほぼ100均で数も揃います。
観葉植物を入れることで空間が確保され、隠れ場所になります。
今回の土は使用しなくなった熱帯魚用のソイルを再利用しています。

P5140189.JPG
ケショウマイマイは冬を越しました。
試してまだ半年なので、このままで順調にいくかわかりませんが。

P5140185.JPG
これをまとめて大型プラケースに入れます。
乾燥してきたらこのまま全体に霧吹きしています。

P5140188.JPG
糞や食べかすは水で洗い流せるので、そのままポトスの養分になることを期待しています。
ちょっと餌を入れづらいのが改善点ですかね。

nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 5

矢野

すばらしい設備ですね。
これなら、糞で汚れる心配もないです。
ところで、えさはネットを外して与えるのでしょうね。
by 矢野 (2015-05-15 14:17) 

Green slug

ちょっと観察しづらいのが難点です。
通気性の確保とメンテナンスが楽なのはいいです。
by Green slug (2015-05-22 09:43) 

ぐりお

Green slug様はじめまして!
私も樹上性のカタツムリの飼育に難儀していて、自分なりに安価でメンテナンス性の良い飼育方式を模索した結果をブログにアップしようとした矢先、こちらの記事を見て思わず膝ポンでした。これは小さくて室内向きに出来ていてグーですね。
私のは繁殖まで欲張ったので大きくなってしまいました。
管理も野外向きで、温室内で管理しています。
でも、考え方の方向性はちょっと似た部分もあるような気がして、面白いなと思いました。
よかったら見てやって下さい。
http://donguri-denden.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-e174.html
by ぐりお (2015-05-29 00:30) 

Green slug

ぐりお様
ブログを拝見いたました。素焼きの鉢は蒸散で温度が下がっていいですね。
樹上性ではないのですが、北海道でヒメマイマイの幼貝を採集してきました。以前にも飼育してたのですが成貝になりませんでした。
生息環境が草地なので樹上性と同じく通気と湿度のバランスが重要かと思っています。また、北方系なので気温も上がらないようにしないといけません。
ぐりお様の飼育法を参考にして大き目の素焼きの鉢を使って庭の隅で飼育してみようかと思います。
by Green slug (2015-05-29 22:12) 

ぐりお

Green slug様レスコメ有り難うございます。
ヒメマイマイはまだ生貝を手にした事はありませんが、手強そうですね。
蛇足ですが、「素焼きの鉢」というと広義で駄温鉢や朱温鉢も含まれますが、特に冷却効果が高いのは色が薄くて軽い、ガチな「素焼鉢」です。指で弾いて「ピン」とクリアな音がする程上質で、音が極端に鈍いものは見た目大丈夫でもヒビがあり割れる可能性がありますのでご注意下さい。あと、庭管理であればトリカルネットの最小目でもコウガイビルは入れますのでこちらもご注意下さいませ。
老婆心的コメントで失礼しました。
by ぐりお (2015-05-30 12:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

石巻山 模式産地巡礼摩耶山 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。