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台湾 その1 [台湾の陸貝]

ここのところ採集に行ってないので10年前に行った台湾の採集旅行を紹介します。
2005年の12月に香川県のT氏と滋賀県のO氏と私の3名で台湾に行きました。

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午後の便で関空から出発すると台北に着くころにはすでに夜になっていました。
ホテルにチェックインしたあと街へ夕食に出かけます。

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商店街に食堂が並んでいます。そのうちの1軒に決めました。
店先には食材が並んでおり、この中から選んで調理してもらうシステムのようです。

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牡蠣やアサリ、魚、エビなど魚介類が中心です。

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謎の食材。ユムシ?

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適当に無難な食材を選んで調理してもらっています。
とりあずビールを。

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アサリの炒め物。オイスターソース?で味付けしていて美味しいです。

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エビせんと小魚のフライ。
このほかに牡蠣のオイスターソース&バジル炒めなどをいただきました。

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おなかもふくれて、ホテルに戻る途中に怪しげな文字の屋台が。
大腸麺線て何?字面だけで不気味です。
臭豆腐はたしか豆腐を発酵させたものだったかな。
満腹だったのでチャレンジはしませんでした。
※大腸麺線は豚もつのにゅうめんらしいです。

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そして翌日は朝から雨のなか台北から北東に向かいます。

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森も雨に濡れて、かたつむり日和です。

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最初に見つけたのはスゥインホウギセル Formosana swinhoei
殻長が30mmほどの大型のキセルガイです。

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樹上性のエンドウムシオイの仲間 Dioryx swinhoei
種小名から和名を付けるとスゥインホウエンドウムシオイですね。

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そしてスゥインホウ中のスゥインホウと名高い。
スゥインホウマイマイ Nesiohelix swinhoei
日本のエラブマイマイやヘソアキアツマイマイと同じNesiohelix属です。
とても大きい貝です。殻径は50mmほどです。
殻形は周縁が角張り特徴的です。殻も厚く重厚です。

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ベッコウマイマイの仲間。
タイワンベッコウPetalochlamys formosanaかと思ったけど
図鑑と見比べると軟体の様子はPetalochlamys vestaのような気がする。

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今日の採集は終了、タクシーで台湾東部へ向かいます。
つづく。


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コメント 2

矢野

エンドウムシオイガイの仲間は樹上性だったのですね。
日本のムシオイガイ類は全て地上性ですので、殻の形態の違い(エンドウムシオイガイは球形、日本のムシオイガイ類は扁平)はそこに起因する(扁平な方が地上では落ち葉の隙間などで移動しやすい)のかも知れませんね。
by 矢野 (2015-02-08 08:52) 

Green slug

殻の形状が生息環境を反映していて面白いですね。
BradybaenidaeでもTrishoplitaは樹上性で殻が高く、Aegistaは地表性で平たくなってますね。
by Green slug (2015-02-12 16:50) 

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